・sub6GHz
LTEと特性は変わらない新しい5G周波数で、6GHz以下の周波数。又、すでに利用されている GHz帯のLTEの周波数を 5Gに転用する動きも見られます。
・ミリ波
指向性の高い電波で高速である分、カバレッジが狭い。そして障害物に弱い。
最後に 4G と 5Gを図面で解説します。
左が「嘘」。右が本当です。
尚、5Gのミリ波に利用価値を筆者は感じておりません。5GのCUPSアーキテクチャやRANのオープン化(O-RAN)の動向には価値を感じますが、利用する周波数帯はGHz帯で十分です。ミリ波を使わなくても、キャリアアグリゲーション及びMIMOの技術で速度の向上が可能です。
ミリ波の利得が有るとすれば、MIMO構成との比較で基盤コストや故障リスクの低減が考えられます。
それと、仮にミリ波での通信速度が sub6の10倍出たとして、端末の通信先であるデータネットワークやEPCに、対応する速度のカバレッジがないと End-to-Endで高速通信になりません。例えば、NSA構成で端末の対向がEPCの場合、データセンターのネットワーク機器とサーバーのSFPを10Gから100Gのインターフェースに設計を見直す必要があります。以上です。

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